車いすテニス女子ダブルス 金メダル獲得!
車いすテニス、女子ダブルス決勝戦
祝!金メダル
上地結衣選手と田中愛美選手のペアが、ディーダ&アニークの世界最強のペアに2-1(4-6、7-6、10-8)と競り勝ち、日本女子車いすテニスで史上初の金メダルを獲得した。田中は初のメダルが金、上地は4大会目のパラで初めての金メダル。
上地結衣
まずは本当に田中選手よく頑張ってくれたなぁというふうに思います。ペアとして難しい時間帯もたくさんあったと思うけど、自分自身としても自分が打たなければポイントが取れないなと思ったこともあります。そこでしっかりと要所要所でポイントを取れたのはすごく評価してもいいんじゃないかと思います。今日勝ち切れたと言う経験が、田中選手にとってすごく良い糧になって欲しいなと思うし、金メダリストとして自覚と自信を持って今後もプレイしてほしいと思います。金メダルは、もちろん求めてたものではありますけど、実際金メダルを取れたことはびっくりしてる自分もいます。何といってもオランダの最強コンビのディーダ&アニーク組ですから。そこに勝てたことに意味があると思います。コートサイドで残念ながら負けてしまった大谷選手や髙室選手が見守ってくれましたし、チーム全体で全員で取ったメダルだと思いますし、早くみんなに共有したいと思いますね。今までなかなかどの国もオランダに挑んで超えられなかった高い壁をようやく日本が超えられたと言うのは嬉しいです。明日のシングルスも勝ってパリに来て応援してくれた皆さん、また日本で応援してくれてる皆さんに感謝の気持ちを伝えたいなと思います。
田中愛美
1本1本集中しただけだから終わった~とも違いますし、でもここ取らなきゃと思ったポイントを取れたと言う感覚が1番強かったです。合宿中の上地さんからの圧がすごい強くて笑、試合の方が鼓舞してくれたりと、安心してプレイできました。自分が引いて追い込まれるショットを連発してしまっては勝機はないから、なるべくプッシュできるようにという意識はありました。今日も上地さんは緊迫した場面で、ここで1本必ず取るよとか、自分がとにかく粘って粘ってとしてるときによく粘ったと褒めていただいたりと自分がどういうプレイをしなければいけないのかを明確にしてくれたのかなと思います。今日は今までの自分を超えてちょっとだけ成長できたかな。
取材・撮影/竹見脩吾(X-1)